腰高トラ
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
午前4時50分起床。郡山はくもり。実は寅年を前にして、「高柴デコ屋敷 本家大黒屋」の「腰高トラ」を買ったのである。あたしは福島に住んでいたことがあると云いながら「高柴デコ屋敷」には行ったことがなかったのだ。それは「高柴デコ屋敷」に興味がなかったからとも云ってもいいだろう。
大体が「張り子」の玩具である。元気な頃のあたしに、これに興味を持て、と云うのが所詮無理な話しである。それがだ、ある日、来年の干支は虎だよな、とWebを検索したのである。そしたらこれがあったのだよ。そう「高柴デコ屋敷 本家大黒屋」の「腰高トラ」がだ。
一目見た途端にそれはあたしの興味を惹いたのだ。一応、福島県は「張り子」の聖地のであり、中でも有名なものに「赤ベこ」がある。「赤べこ」は会津地方の名産だが、「高柴デコ屋敷」は郡山市西田町高柴にあり三春町に近い。つまりは「三春駒」の産地としてあたしの頭には記憶されていたのだ。
高柴デコ屋敷 本家大黒屋
そんな中での「高柴デコ屋敷」詣でだった。「高柴デコ屋敷 本家大黒屋」は如何にもという形をしてあたし達の前に現れた。店の中では、若い社長とおばさん方が働いている。売場は作業場と一緒の処の様で、真に見るかぎりの「張り子」だったのだ。
あたしは「腰高トラ」はありますか、と社長に聞くと、彼は一匹の虎を紹介してくれたのだ。それが写真のトラなのである。どうだい格好いいだろう(笑)。その顔は丸っきし漫画のようなのだ。しかしその漫画だと云う顔を誰が描けようか。そして足の付け根に書かれた渦巻き模様。
これが思い切り迫ってきたのだいよ。まるで生きているようにあるデフォルメなのだ。いやー参ったのである。あたしは、あーこれだよ、と惚れ込んだ。この歳になって「張り子」の「腰高トラ」が愛おしくも存在感のあるものに思えた。いや、本当にこの「腰高トラ」のフォルムは最高なのだ(笑)。
高柴デコ屋敷 本家大黒屋
福島県郡山市西田町高柴舘野163