尾張屋支店の天ぷらそば尾張屋支店の天ぷらそば


三選

午前3時30分起床。郡山は雪。さて今年初めて食べておいしかったものを七つ選んでみるが、まず最初に三選である。今年食べたものの中で旨かったものはと云えば、「尾張屋 支店(雷門店)」の「天ぷらそば」だ。「尾張屋」は初めてでは無かったが。今までは本店におじゃましていたのだ。しかし「支店」に入って食べた「天ぷらそば」の旨さに震えがきた(笑)。素晴らしい!とさえ思ったのだ。

そして「神田 近江屋洋菓子店」を挙げよう。久しぶりにあたしを神田淡路町まで足を運ばせたのは、なにを隠そう「神田 近江屋洋菓子店」の「包み紙」だったのだ。その「包み紙」の存在を知って、わざわざ神田淡路町の店にまで出掛けたのである。そしてそこで知ったケーキの洗練されない素晴らしさ!いや参ったのだった。

もうひとつを挙げれば「マニュファクチャ(Manufacture=製造)」になるだろ。この店はパン屋だが、ふとしたきっかけで知り、その後毎月のように通っている。しかしこれは家人のお気に入りと云った方がよいのも事実だが、ついでに「スケロク ダイナー(SUKE6 DINER)」で朝飯をたべるようになった。それは一挙に都会人になったような気がしたのだ(笑)。

七味 ならぬ十味になってしまった

以上が今年の三選だが、さてこの三選を含んだ、今年の七味を挙げておこう。今年訪れた数はコロナ禍の影響もあってグッと減ってしまったが、終わって見れば今年は十味になってしまった(笑)。最も「マニュファクチャ」と「スケロクダイナー」は1つに数えれば九味と云えないこともない。

ここで一番迷ったのが「いわもとQ浅草店」である。入れようか入れまいか悩んだが、あたしのランチの新しい顔として入り混んだことには間違いはなく、やっぱりこの店は入れておこうと思ったのだ。店はまだまだオペレーション不足の処もあるけれど、是非撤退せずに続けていただきたいとの願いを込めてである。

食事と健康の矛盾

さて、あたしは365日、三食のご飯を食べているが、特に糖尿病になってからは食事の制限が生まれている。そう糖質制限食である。子供の頃食べたおいしかった物も、青年期に食べた食材の多くも、そして50歳まで毎日食べたご飯の類さえ食べられない状況が続いている。しかも今後ずっとこの状況が続くのである。

だから毎回の食事は考えた挙句の為体なのだよ(笑)。しかし、一食たりとも無駄にはできないし、またそうして生きたい、と考えている。その為にも、少しでも元気でなくては、と思うし、そしてその為にも食わなければならない、でもその行為そのものに高血糖がついているという矛盾の中で生きている。

あたし達糖尿病患者は食べることと生きることがイコールでは結ばれないのである。そんなあたしの、どうでもいい食事ばなしに付き合ってくださった皆様に、そして、今年一年、あたしの食卓を飾った様々な料理にも感謝をして、どうぞよいお年をお迎えください、と願い、今年の締めくくりといたしやす。

七味

  1. 「池之端 伊豆榮」という非日常な世界で「うな重」の竹をたべたこと。(伊豆榮 本店:上野二丁目)

  2. はじめての「尾張屋 支店(雷門店)」で「天ぷらそば」を食べたこと。(浅草一丁目)

  3. 非日常の日常化の先にある非日常で「うさ餡みつ」と「うさどらフレンチ焼き」を食べた普通の日。(うさぎや CAFÉ:上野一丁目)

  4. 家人お気にいりの「マニュファクチャ(Manufacture=製造)」というパン工場。(花川戸一丁目)

  5. カフェの定義はお客さんに女子が多いこと、そしてやたらと若いこと?。「スケロク ダイナー(SUKE6 DINER)」で朝食にしたこと、60過ぎてハマったこと。(花川戸一丁目)

  6. たしかに天ぷらはうまい。でもこれじゃこれじゃ「天丼てんや」の蕎麦屋版である。「いわもとQ浅草店」の「天ぷらセット(大盛)」でランチにしたこと。(いわもとQ浅草店:雷門二丁目)

  7. 美しいということが、お洒落じゃないことに気がついたケーキについて。「モンブラン」の栗はなんと丸のままの「茹で栗」なのだよ。(神田 近江屋洋菓子店:千代田区神田淡路町)

  8. 「ホルモン青木 上野支店」で「レバ焼き」を極力焼かないで食べたはなし(笑)。(文京区湯島3丁目)

  9. 「田舎風タイレストラン ソンポーン」で「プーパッポンカリー」を食べた夜。(浅草五丁目)

  10. 「とんかつ山家 上野店」で「ロースカツ定食(大)」でランチにしたこと。(上野四丁目)

神田近江屋洋菓子店」の包み紙

とんかつ山家 上野店

田舎風タイレストラン ソンポーンのプーパッポンカリー