天ぷらセット 天ぷらセット


いわもとQ

午前3時5分起床。浅草はくもり。都営浅草線の浅草駅方面を歩いていた。それも雷門一之宮通りをである。実を云うと、この道を歩くのは5年振りだろうか。お前は何処に住んでいるだと(笑)。以前はよく都営浅草線を使っていたので知った道だったのだが、この日は偶々この道を歩いた。

「ふなわかふぇ」にでも入ろうか、と思っていたのだ。そしたら通りの奥に「そば」の幟が見えるではないか。「ん?そば?」。あたしのデータベースは低速で動き始めた。しかし、そこに蕎麦屋はないのである。そこで近くまで行ってみた。そしたらそこには「いわもとQ」と書いてあるではないか。

「いわもとQ」である。嘘だろうなのである。「いわもとQ」は「高田馬場店」に2005年1月に行ったことがあった。その頃は結構ちやほやされていた店だ。あたしも、浮かれ気味で「野菜たっぷりそば大盛り」と「ちび天」を食べた、とこのブログの記事にある。

野菜たっぷりそばその小さい「いわもとQ」で「野菜たっぷりそば大盛り」に「ちび天」をおごって昼餉にしたのであるが、今回は野菜をのせた蕎麦である。
そう、あたしは「しぶそばのぴり辛野菜そば」を思い出していたのである。
「しぶそばのぴり辛野菜そば」こそ、去年の七味に入る蕎麦で、あたしが思うベストな野菜+そばを形作っているものだが、「いわもとQ」のを食べると、ん~残念、と脳裏の彼方がら声がする。
当たり前なのだが、「ぴり辛」がないのだ。「ぴり辛」が蕎麦と野菜の相性を非常に高いものとしているわけなのに「ぴり辛」がないのである。
というわけで、ちかくにあった七味を振りかける。うん、これならイケてる、とまた一振り、そしてまた一振り、そしてまた一振り、とそうしているうちに辛いモノに弱いあたしは思いきり咽せたのだ。そしたら鼻から蕎麦が飛び出てきた。いや、いいぞ、としかしなにがいいのかわからないまま、何故か怒濤に食べ終えた「野菜たっぷりそば」のランチを終えたのだ。「野菜たっぷりそば大盛りとちび天でランチ。(いわもとQ 高田馬場店:新宿区高田馬場3丁目)

いわもとQ浅草店

読めばますますわからなくなる店だろう(笑)。残念ながら食べたその感想は期待にそぐわなかったようだが、その「いわもとQ」が浅草に出来たのだ。何時出来たのかは分からないのだが、店の中は全てが新しかったので最近なのだろう。ただ「いわもとQ」が浅草に出来たというだけでニュースになってもいいはずだ。

しかし、そんなニュースは聞こえてこなかったのだ。「いわもとQ」は変わってしまったのではないか、そんな思いが頭をよぎる。早速自販機で食券を買う。メニューを見る。蕎麦よりも「天ぷら」を売りたいのだろうか、「天丼セット」がウリになっていた。天丼は食いたいが、あたしと家人は「天ぷらセット」を購入したのだ。

しばらく待つた。立ち食い蕎系の蕎麦屋の時間ではないな、と思う。やがて出てきた「天ぷらセット」は確かに「天ぷら」は揚げたてだ。これならちょっと時間が掛かってもしょうがない(と思う)。それにだ、専用の天ぷらのタレが付いてくる。これは驚きものである。

天ぷらに専用のタレが付いてくるのは、近くでは「天丼 てんや」の蕎麦以来なのだ(笑)。つまり蕎麦屋ではない。なにを思ったのか「いわもとQ」は「天ぷら」に重きをおいているようなのだ。

あたしはいろいろな「天ぷら」の見える皿から「海老天」をもらう。成る程、うまいと思う、油のきれもまた格別である。蕎麦を食べればこれもうまい。そして兎に角安いのである。でもだ、これが「いわもとQ」なのか、と思う。これじゃ「天丼てんや」の蕎麦屋版である。上手く行くのか?と心配もするのだ。[お蕎麦deランチ]

天ぷらセットの蕎麦

天ぷらセットの天ぷら

いわもとQ浅草店

いわもとQ浅草店
東京都台東区雷門二丁目18-16