野菜たっぷりそばが鼻から飛び出してきたこと
午前5時45分起床。浅草は晴れ。あたしの住んでいるところから、山手線の反対側にある高田馬場はよく行く所だが、「いわもとQ」のある「さかえ通り」には初めてのおでましである。つまり「いわもとQ」にも初めていったのである。
歩くとわかるが「さかえ通り」は好い通りだな、と思う。それはなによりも「いわもとQ」のような小さな店が沢山営業しているからであって、合理性にあふれた大規模店舗の陰など微塵も見えないからである。
つまり「さかえ通り」は非合理性に満ちている。
その小さい「いわもとQ」で「野菜たっぷりそば大盛り」に「ちび天」をおごって
そう、あたしは「しぶそばのぴり辛野菜そば」を思い出していたのである。
「しぶそばのぴり辛野菜そば」こそ、去年の七味に入る蕎麦で、あたしが思うベストな野菜+そばを形作っているものだが、「いわもとQ」のを食べると、ん~残念、と脳裏の彼方がら声がする。
当たり前なのだが、「ぴり辛」がないのだ。「ぴり辛」が蕎麦と野菜の相性を非常に高いものとしているわけなのに「ぴり辛」がないのである。
というわけで、ちかくにあった七味を振りかける。うん、これならイケてる、とまた一振り、そしてまた一振り、そしてまた一振り、とそうしているうちに辛いモノに弱いあたしは思いきり咽せたのだ。
そしたら鼻から蕎麦が飛び出てきた。いや、いいぞ、としかしなにがいいのかわからないまま、何故か怒濤に食べ終えた「野菜たっぷりそば」のランチを終えたのだ。
いわもとQ 高田馬場店
東京都新宿区高田馬場3丁目1-4 袖山ビル1F