東嶋屋のカツカレーとかつ丼
午前4時30分起床。浅草は晴れ。
この日は、家人と夕餉に『東嶋屋』へと赴いた。夜の『東嶋屋』を訪れるのは2度目のことで、家人は「かつ丼」を食べる気満々なのである。
というのも、前回夜にお邪魔したときに食べた「かつ丼のあたま」が忘れられなかったらしい。たぶん、「かつ丼」もうまいだろう、と。
それであたしは何時もはご飯半分で頼む「カツカレー」を普通のサイズでお願いし、そして、「ビール」と「おしんこ」を頼んだ。そう、二人でシェアする為にだよ。
先ずは「ビール」と「おしんこ」が出てきて家人と軽く乾杯だ。
この「おしんこ」のうまさは、あの「ライスカレー」に負けず絶対に世界一だ。あたしはここより素晴らしい「おしんこ盛り合わせ」を知らない。「盛り合わせ」なのである。その色とりどりの色の配合。素晴らしいではないか。
あたしらは、それを箸でつまみ「ビール」をゴクッと呑む。
それで時間を潰しているとおやじさんが声を掛けてくる。どうやら、お客さんのインタビューを撮っているらしい。実は明日、あたしが来るものだと思っていたらしく......。
「なるほど分かりましたよ。明日もいつもの時間に来ましょう」、と話をして、「かつ丼」と「カツカレー」が出て来るのを待った。
やがて「かつ丼」が登場してきた。「みそ汁」付きである。ついで「カツカレー」もやってきた。
この二つの「かつ」を一つのテーブルに並べると実に壮観である。ここは蕎麦屋のはずなのに、あたし達が今蕎麦屋にいることを忘れてしまいそうになる(笑)。
さっそく「かつ丼」を頬張る家人。なんともうまそうではないか(笑)。
一方、ほんのりと漂う「カレー」の風味。そう、これこそが本物の「黄色いカレー」。それをスプーンで掬って食べると熱いのだ!
この熱さこそ『東嶋屋』のカレーなのだが、勿論、トロミ加減と塩加減は比類するものがない。この幸せな「黄色いカレー」を纏った「カツ」を肴にして呑む「ビール」のうまさ。もう、たまらないのだよ(笑)。
ここで家人の「かつ丼」と「カツカレー」を交換して、「かつ丼」の煮込んだ「かつ」を食べる。これまた、うまいに決まっているのだよ(笑)。
『東嶋屋』の「かつ」は「かつ」そのものが違う。ましてや蕎麦屋の「かつ」である。決して主役にならずにそこにある。そのさりげない存在感。そして味。
「みそ汁」を飲む。いや、またうまいのだよ(笑)。
東嶋屋
東京都台東区竜泉一丁目29-3

