ぴょんぴょん舎で呑む
午前4時起床。浅草は晴れ。この日は休みで、あたしは一人で「東京スカイツリー」で「盛岡冷麺」を食おうと思い(家人は仕事だったのだ)、東京ソラマチにある「ぴょんぴょん舎 Te-su」に出掛けたのだ。「ぴょんぴょん舎 Te-su」は、今やすっかり(あたしの)「盛岡冷麺」を食べる場所として認知されたと云ってよいだろう。
この日はお昼丁度頃だったが、店内が一杯になることはなかった。「オミクロン株」の影響かと思うが、なんともこれだけは仕方あるまい。あたしは二人掛けのテーブルに席を取った。今日の目的は単純なのだ。今日は呑もう、と思っていたのだよ(笑)。この「ぴょんぴょん舎 Te-su」では(たぶん)呑んだ事がないのである。
まずはビール
そこで先ずはビールを探す。メニューをめくって「ハートランドビール」があることに気付いたあたしは、それを瓶でもらい、それから「盛岡冷麺」の大盛を辛味別でもらう。先ずは「ハートランド」が到着だ。この緑色をしたビールを呑むのは実に久々のことだった。ただ、これはキリンのビールであり、あまりキリンを呑まないあたしにとっては珍しいものだ。
グラスに注いでまずは一杯。軽めだがキレがきいた味だ。キリンのビールとは思いない程爽やかな香りがする。あーこれは「盛岡冷麺」とはいいかも、と「ぴょんぴょん舎 Te-su」の酒を選ぶ目を褒めたたえたのだ(笑)。そして暫くビールを楽しんだ後に、今日の「盛岡冷麺」がやってきた。
そして盛岡冷麺(大盛)
大盛である。久々の大盛にあたしはなぜか興奮していたのだ(笑)。いや、何時みても素晴らしいと思う。その麺の在り方、そしてあたしが「冷麺文法」と呼ぶ胡瓜と肉と茹で玉子と胡麻の配置。少しずれているが見事なのだ(笑)。あたしの頭には、先日食べた「妻家房 松屋浅草店」の「水冷麺」が実は支配的だったのである。
あの「水冷麺」の凜とした佇まいにはすっかりやられていたのだ。まずはその太い冷麺を食べてみる。そうだよこれが「盛岡冷麺」だよ、と云わんばかりの強いコシだ。それは(幾らコシがあるとは云え)「水冷麺」の及ぶものではなく、何よりも「盛岡冷麺」の一番の特徴だろう。実にうまい。
スープと云う野生
それからビールを呑んでスープを頂く(笑)。500CCのビール瓶だが、結構あるものだな、と思う。まだ呑める(笑)。そして、こうしてそんに日もあかない内に、「水冷麺」と「盛岡冷麺」を食べ比べれば、「盛岡冷麺」の野生のようなものを感じる。それは特にスープにおいて顕著なのだ。
普段はあまり感じらことはなかったスープの濃さ、様々な味がすることの驚きである。たぶんそれは鶏肉と牛肉の違いなのかもしれず、「盛岡冷麺」のがっちりとした力強さの様なものに完動さえ覚えた。あたしは滅多に飲みほさないスープを全部飲んだのだ。いあ、うまかったのである。
ぴょんぴょん舎 Te-su
東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ 6F