あんこう天と春菊天そばあんこう天と春菊天そば


名代 箱根そば 秋葉原店

午前7時起床。浅草は晴れ。秋葉原駅の「名代 箱根そば 秋葉原店」でランチとしたのだが、場所は「JR秋葉原駅」の昭和通り口を出てヨドバシカメラを後にした処だ。こんな処には「箱根そば」があるなんて、毎日、秋葉原に通ってなければ、ちょっと思いつかないような処にある。

あたしは早速自販機を見た。そしたら「あんこう」と「春菊天」を組み合わせた「あんこう天と春菊天そば」があった。なんだこれは、と驚いたのだ。「春菊天」と白身の魚を合わせるのか、それも「あんこう」だと。だれが「あんこう」なんて思いついたんだ、「あんこう」が蕎麦や汁にあうのか、と色んな事を思った。

「名代 箱根そば」は、盛んに東京西部に行っている時に、初めてよらしてもらった「立ち食い蕎麦屋」だった。小田急沿線を中心に展開しているのだが、例年この時期は「春菊天」には「舞茸天」と決まっていたものだ。それが今年は「春菊天」に「あんこう」なのである。

あんこう天と春菊天そば

よし、と思った。「あんこう天と春菊天そば」を食ってやろう、とボタンを押し、食券を出しにカウンターまで歩く。そかしその時には、「今蕎麦を茹でていますのでもう暫くお待ち下さい」と云われたのだ。なるほど蕎麦は生麺を茹で上げているのか、とあたしは壁側の椅子のある席を確保したのだ。

暫くしてカウンターから呼ばれ、「あんこう天と春菊天そば」 を初めて目の辺りにする。その驚きと云ったらなかったのだ。なんと「春菊天」が立っているのである。これには思わず笑ってしまった。いや、見事な立ち春菊である(笑)。あたしが日本一うまいと云う「春菊天そば」である「文殊浅草店」と比べると、もはや比較のことばを失ってしまったのだ。

白身でたんぱくなあんこう天

そして実食である。汁はだしが効いて「ゆで太郎」よりも醤油感が立っている。なかなかうまい汁だ。なによりも温かい蕎麦であるこの蕎麦がうまいのだ。これを褒めるべきか否かは微妙なところだと思うのだが、「ゆで太郎」の様に蕎麦は熱い汁に負けるということは起きなていなかった。

そして「あんこう」である。あたしはこの不思議な揚げ物を暫く汁に浸し、そして徐ろに食ってみた。そしたら白身で淡泊な優しい天ぷらであることに初めて気が付く。これは蕎麦に合うというよりも「春菊天」にあうと思ったのだ。いや、なかなかのインパクトで、この一軒下手な蕎麦がうまい蕎麦になっていたのだよ。[お蕎麦deランチ]

あんこう天と春菊天そば

あんこう天と春菊天そば

名代 箱根そば 秋葉原店
東京都千代田区神田佐久間町1丁目19-1