曙湯と藤の花
午前4時40分起床。浅草はくもり。
毎年お馴染みの「曙湯と藤の花」である。
今が見頃のこの花のある風景も何時の間にか終わりを告げて緑色の葉を茂らせる。
時の流れというのは少しの狂いも無く繰り返す。
その繰り返す流れの中で己の人生の波乱万丈さを反省もなくただ記憶を甦らせる。
まるで、昨日の事の様に「浪曲銭湯道場唄」を唸りながら。
それは「松島一夫」の「銭湯哲学」をである。
浪曲銭湯道場唄
あ~ 清めよ 流し合おう
銭湯すたれば仁義がすたる 仁義がすたれば銭湯すたる
銭湯すたれば人情すたる 人情すたれば銭湯すたる
社長も乞食も坊さんも
ヤクザもジジイも赤んぼも
ここではみんなおんなじよ
たんなる一個の汚れたからだ 何にも変わりはありません
はだかとはだかの触れ合いで 人の痛みがよく分かる
皆が回りを思いやり いつも仲良くこれたのは これ!学校や法律のおかげではない
なぜならば 学校が教えてくれるんは知識だけ 人生は教えてくれへん
法律が教えてくれるんは そりゃ常識だけじゃ
さすりゃ銭湯は人生を学ぶ最高の道場
銭湯は 銭湯は ここのことじゃぁ! 人生を学ぶ最高の道場やぁ~
清めよ 流し合おう
銭湯すたれば仁義がすたる 仁義がすたれば銭湯すたる
銭湯すたれば人情すたる 人情すたれば銭湯すたる
監督: 杉森秀則
出演: UA/浅野忠信
2003年5月23日
曙湯(あけぼのゆ)
東京都台東区浅草四丁目17-1