カツカレーは最速でなければなりませんじゃ下品なのだよ
午前4時20分起床。浅草は雨。
「ゆで太郎本所吾妻橋店」で今日は「カツカレー」をもらってみる。
正真正銘の「カツカレー」も3度目だ。
ご飯は遠慮無く全部をのせてもらうのだが、テーブルに持ってきて、あー半分で良かったかも、と独りごちる。
ご飯はどう考えても多いのだ。
あたしの隣では「カツカレー」と「かけそば」の両方を食ている御仁がおられた。
それを脇目でみて、あーそうなんだよ、昔はそうして食べたんだ、と30年前の自分を思い出すのだ。
早速、あたしも「カレー」を食べてみる。
粉っぽい「カレー」なのは相変わらずだが、
でもこの粉っぽさとチープな具が見える潔さよさこそ、あたしが求めていた「カレー」そのものだから始末が悪い。
「カツカレー」こそあたしの<欲望>なのだ。
だけどもこの「カツカレー」を食べて<欲望>を達成しようとしてもまた<欲望>はすぐやって来る。
「カツ」を食べ、ご飯も一緒に食べる。
それはうまいのだが、少しも<欲望>は満足するどころか、ますます<欲望>としてあたしに降りかかるのだ。
あー全く「カツカレー」には困ったもので、食べ終えても「カツカレー」を未だに食べたいのだよ。
今晩でもいいと思う。
まるで「カツカレー」は最速でなければばなりません、なのだが、それは下品というものだろう。
だけど下品で結構、こうして食べる「カツカレー」はうまいのだよ(笑)。
ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7-4