冷しぶっかけ天
午前4時20分起床。浅草は晴れ。
この日のランチは何時もの「琴富貴」だった。
「琴富貴」は立ち食い蕎麦屋では無くちゃんとした町の蕎麦屋である。
それもあたしの働いているところからは非常に近い蕎麦屋なのだ。
だから頻繁に通うのだが、でも、ここで食べる一番の理由は何よりもメニューがい多いことだろ。
普通はメニューが多くても選ぶのは2つか3つに限られるのだが、この「琴富貴」はその限界が無いのだよ(笑)。
とか云っていると「冷しぶっかけ天」の登場だ。
その蕎麦の姿を見て、ほーっ、と思う。
蕎麦の上にのっている「天ぷら」が「かき揚げ」なのである。
あの「かき揚げそば」の「かき揚げ」だが、かき揚げ蕎麦が2つであるのに対して、
「冷しぶっかけ天」は1.5倍程度のものが1つのっているのだ。
蕎麦屋で「天」と書いてあると「海老天」を思うのが常だが、これがこんもりとした姿をした「かき揚げ」なのである。
あたしはこれを見て「かき揚げ天丼」を思い出していたのだ。
あの塩っぱくて甘い、えびと貝柱にまみれた「かき揚げ丼」をだ。
その「かき揚げ天丼」のご飯は蕎麦に変わり、「天丼汁」の代わりに「蕎麦汁」がかかっている。
ぶっかけだ。
味はぐっとしまって辛く感じるが、「かき揚げ天丼」が蕎麦に代わった、
その「冷しぶっかけ天」がまずいはずなどないのだよ(笑)。
琴富貴
東京都墨田区吾妻橋1丁目8-5