『桃論』―中小建設業IT化サバイバル論は、2002年11月にエクスナレッジから発刊された私の著作である。
けっして大売れはしなかったけれども、マニアックな支持を受け、初版の5000部はなんとか売り切った。
しかし、増刷されることもなく、廃刊決定となってしまったので、Webにその全文を移植することを考えていたのだが、ようやく実行することにしたわけだ。
本書は、公共事業という産業の現況を予言したようなものでもあるため、今頃になって再評価もされてもいるようだが、まあ、こんな本は二度とこの世にはあらわれないだろうな、ということで、年寄りの楽しみ的に、ここにその残影を残しておこうと思うのだ。