2007年07月22日(日)

新たな共同体性(贈与)―モラロジー建設部会での講演用PPTの解説(その2)。

企業=贈与共同体

普遍経済学普遍経済学モデルで、経済の動きが理解できれば、そこで強調されるものは、贈与つまり贈与共同体であり、贈与共同体とは(この講演の趣旨においては)企業(自らの会社)のことである。

会社が、贈与である意味は、その構成員が育つには時間がかかる、ということである。(贈与を交換と違うのは、第一義的に時間軸の存在である)。

それは昨今のネオリベ的風潮では、否定され続けているムラ社会的共同体性の要素を多分に孕むが、ゴーイングコンサーンとしての企業経営を考えるのであれば、企業は贈与共同体でしかない(特に技術者集団としての建設業は)、という認識は忘れてはならないだろう。

新たなる共同体性

そして付け加えるなら、その共同体(贈与共同体)の性格が、かつての時代(開発主義の時代)とは違っている、と考えたほうがよい、ということだ。それは多分に「イエの原理」と似てくるが、イエの原理と違いがあるとすれば、その共同体性は、今という時代が、より〈目的/目標〉の差異の理解を強調している、ということに敏感である必要がある、ということだろう。

つまり、単純に閉じることで独自性を保つのではなく、外部に対しての開きを持ちながら独自性を保つ――つまりここに、現代の経営(マネジメント)の要はあるだろう。

バロックの館

バロックの館それは、バロックの館の1階部分の強調を意味する。つまり外部への接続の窓をもった種的基体である。(パトリ)。

それはあらゆる組織のマネジメントを考えるときの基本的理解となるだろう。

最近は、パートやアルバイトといった非正規雇用社員の正社員化や就業期間の長期化にインセンティブをもたせる企業が増えてきている。それは人を育てるには時間がかかる、ということ(贈与の関係)再評価だ、と私は理解している。

(その3)へ続く。

1234

このエントリーのトラックバックURL

http://www.momoti.com/mt/momotitb.cgi/1249

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?