天せいろの大盛り天せいろの大盛り


両国の大関庵

午前5時10分起床。浅草は晴れ。この日は両国にいて、駅前の「大関庵」と云う処でランチにしたのだ。この店はなぜか目立つ、遠くからでも「そば処 大関庵」という看板がよく見えた。そのおかげであたしも店に入ることができたのだが、この店、ビルの中にある割には古い。それは店の風情だけではなく働いている人もだ。

なかなか面白いところだな、と独りごち、早速メニューをみると「天ぷらそば」があった。それに「天せいろ」もある。なんなんだこれは、なのだが、おばさんに聞くと、「天ぷらそば」が暖かい蕎麦で、「天せいろ」が冷たい蕎麦だそうだ。あたしは「天せいろ」を大盛りでもらった。まあ、十分に食えるだろう、と思ったのだ。

やがて出てきた蕎麦を見てあたしゃ驚いた。こんもりと山が二つある。これは正に大盛りだと思った。いや、まいった。これは戦いだな、と思う。家人は一盛だけの「天せいろ」(並盛)を前に、「どうしたのよ」と半ばあきれてあたしの顔を見て笑っている。最後には一山を食べなくてなならないことを知らずにだ。

天せいろの大盛り

(有)大関庵