そば処やぶのおおもりそば処 やぶのおおもり


そば処 やぶの「おおもり」でランチ

午前4時20分起床。浅草は晴れ。そば処 やぶという、何処にでもあるような名前の蕎麦屋は、立教女学院のある三鷹台駅から少し歩いた処にある。ここは一応は杉並区なんだけれど、50メートル程西に歩くと武蔵野市吉祥寺南になるという23区最西端にある蕎麦屋なのだ。

あたしはここで昼餉をとった。周りは住宅地で立ち喰い蕎麦屋などどこにもなく、しかしさすがに23区だ、蕎麦屋は立派にやっていた。おおもり(もりの大盛)を頼むと、暫くして註文の品が机の上に揃う。そう机に椅子なのである。ここでは当たり前のように座るのだが、こうした処が立ち喰い蕎麦屋と違うところなのだ。

机一つを独占して悠々とそばを手繰る。汁はうすい。けれど、地元の人達には良いのだろう。手繰りやすい蕎麦である。あっと云う間に手繰り終える。蕎麦湯を飲み、それでは、と席を経つと、前から居るお客さんはまだそのままでいるのだ。あたしよりも前から来ている人達だ。あーこれだよな、これだよ、と思う。これこそあたしの住んでいる下町とは反対の、山手の「街的」なのだよ、と思った。

そば処やぶ

そば処 やぶ
東京都杉並区松庵1丁目12-1