生産者よりの手紙生産者よりの手紙


今年の福島の桃(あかつき)は大玉ではなかったが思い切り甘いのである

午前5時10分起床。浅草はくもり。福島から今年も桃がとどいたのだが、その箱に1枚の手紙が入っていた。

私共の桃をご賞味下さいましてありがとうございます
本年は異常日照の為玉伸びが悪くお客様よりご注文は大玉ですが
一ランク下になりましたこと
お詫び申し上げます
今後共宜しくお願い申し上げます

生産者 佐藤 弘

成る程、福島と云えば、ここ東京よりも暑い日が多い、まるっきしの盆地なのだった。その盆地故の温度差で、美味しい果物が出来上がるのだが、流石に今年は太陽の方が暑すぎたようだ。普段より実の小さい桃が並んでいる。だけど食べるともの凄くあまいのだ。

だけども、今年の桃はそのままではお金が取れそうにもない。純正産から商品への転換に失敗している。店では福島産の桃も出ているがどれもが小さい。山梨産の大きな桃には敵いそうにもない。どうすれば、その「食べれば物凄くおいしい」ということを知らせることが可能なのだろうか。

普遍経済学

福島の桃(あかつき)

福島の桃(あかつき)