陽豊柿
午前5時30分起床。浅草は雨。「陽豊柿」を貰ったのだ。「陽豊柿(ようほうがき)」は「富有柿」と「次郎柿」おかけ合わせから生まれた品種で、良い所取りをしたような完全甘柿だ。但し、11月上旬に届いたこれを、届いて直ぐに食べても旨くなかった。
つまり熟れが足りない状態だったのである。それで漸く置いておいたのだ。すると柔らかくなった実が抜群に甘くなっていた。糖度はおよそ17~18度位あると云われているが、たぶんそれ以上だろう。熟れている柿を久しぶりに食べたが、まさに甘いは旨いである。
糖尿病で病院へ行く前日夜に食べて行ったら、案の定血糖値が高くなっていた。前夜に柿を食べたことを話したら、「今の柿の甘さは食べると誰でも糖尿病になってしまうのだよ」、とは主治医のことばである。もっともこの先生は、糖尿病患者が食べてもよい果物はレモンぐらいしか認めないのだが(笑)。
又、甘柿は一般的には「種有り」だが、この「陽豊柿」は他の品種とは異なり「種なし」の傾向がある。しかし、この傾向というのがミソなわけで、たまに種ありに出くわす。最も、種が入っている場合も1粒か2粒程度だ。それは全く気にならない。うん、この「陽豊柿」、久々にみたヒット作かもしれない。