ぶどう農林21号(シャインマスカット)シャインマスカット


シャインマスカット

午前4時起床。浅草は晴れ。ようやく福島から「シャインマスカット」が届いた。勿論家人の実家からだが、また書くが、家人の実家が作っているわけではない(笑)。初めて福島から「シャインマスカット」をいただのは2015年の事だった。最初見た時に「巨峰」ばかりの福島で育ったと云うこの薄緑色の葡萄がとても小さく見えた。

それは初めていただいた福島産の「シャインマスカット」だったからかも知れない。福島県、それも全国有数の果樹地帯を形成している福島市に、学生の頃住んでいたあたしは、それこそ近所に葡萄畑があって、その葡萄畑でとれた黒い粒をもらって食べていた記憶がある。福島の葡萄は有って当たり前のものの一つだった。

そんな福島の「シャインマスカット」はメジャーにはなりきれていないのだろうか。すっかり福島のこの葡萄にも慣れてきたけれど、しかし、やってくるのが10月中旬以降なのである。世間の話題から遅れること1ヶ月だ。こんな遅かったっけか、と何時も果物売り場で見る「シャインマスカット」の生産県を気にしてる。

ぶどう農林21号

それに届いた「シャインマスカット」も、他の県(例えば山梨県)の物に比べれば見映えが今一だ。だが今年も出来がよい(と思う)。しっかり「シャインマスカット」のうまさが生きている。ただし実にキズが付いているのが惜しいのだ。枝から一粒取って食べろ。それはもの凄く甘い。

今年は調子に乗って6粒も食べた(笑)。「デラウェア」なら6粒でもいいだろうが、大きな「シャインマスカット」なのだ。翌朝の血糖値は案の定高かった。「ぶどう農林21号」(「シャインマスカット」の正式名称である)と云う、この福島県産の葡萄は、こっち(「ぶどう農林21号」)の名前の方がよいのにな、と思ってしまう。

「ぶどう農林21号」でこの葡萄を売ればいいのにと勝手なあたしは思う。まあ、絶対量が少ないと云うのはおいておいて、福島の生産者も立派な葡萄を作っているのだ。しかし相変わらず福島の「シャインマスカット」を近所では買えない。「フルーツ王国」と呼ばれる福島県の「ぶどう農林21号」を売場で見たいものなのだよ。

ぶどう農林21号(シャインマスカット)

ぶどう農林21号(シャインマスカット)