冷したぬきそば(大盛)
午前4時20分起床。浅草はくもり。
だんだんと温かくなり、蕎麦も冷たいものがいける季節になってきた。
今日のお目当ては、『琴富貴』の売りである「冷やしたぬきそば」だ。それも、「売りの中の売り」である「大盛」を、迷わずお願いしてみた。
運ばれてきた器を見て、思わず相好を崩す。
届いた「冷したぬきそば」(大盛)は、実に好い顔をしているのだ。自家製の「天かす」に「胡瓜」と「わかめ」、そしてその上の「刻み海苔」がのっている。
この自家製の「天かす」こそが「たぬきそば」の命である。
それは、「天かす」のおかげで、やがて蕎麦を薄い油の膜がコーティングしてくれるからだ。
「天かす」が吸った油で、揚げたものの香りも一緒に纏わせてしまう。このコーティングこそが蕎麦のうまさを決めているのであり、そう、天かすは正に天才なのだよ(笑)。
だから、一番最初にやることは決まっている。
全体をぐるぐると掻き混ぜてやる。すると、至福のコーティング作業が始まる。蕎麦は油を纏い、薄く光を放ち始める。
それで蕎麦を手繰れば、それはうまいに決まっているのだよ(笑)。
胡瓜が好きなあたしにとっては、胡瓜の姿をさがしてその箇所をまとめて手繰るのも愉しみの一つだ。
蕎麦と一緒に持ち上げられた胡瓜の姿が、あたしの食欲に火をつけてくれる。
冷たい蕎麦に纏わり付く薄い油が、その共としての「胡瓜」と「わかめ」と「海苔」を従えてやってくる複座な味。
あー、なんと云ううまさなのだろう(笑)。
「天ぷらそば」の、衣がフニャフニャになった刹那の醍醐味も捨てがたいが 、この季節、「天かす」の魔法にかけられた「冷しらぬき」を手繰る悦びは、また格別なのだよ(笑)。
大好きな胡瓜と一緒に蕎麦を手繰る
これも、うまいのだよ(笑)
[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]
琴富貴
東京都墨田区吾妻橋1丁目8-5

