福島から林檎をいただいた。王林の4Lである。かなり大きい。
王林は、福島で生まれた、ゴールデンデリシャスと印度のハイブリッドであるらしく、それは別に遺伝子組み換えをしていたわけではなく、生産者の地道な交配のおかげなのである。
それはまあ、自然と云う純粋贈与に、人間が贈与的に働きかけた結果の純生産と云えるのかもしれない。
調べてみれば、その辺で売られている果物のひとつひとつにも、歴史があることがわかって、なにか感慨深いのである。
王林は表面にはそばかすのような斑点があるし、りんごらしい赤みもないのだけれども、ぼろは着てても心の錦、と云うか、器量は悪いが愛敬は一番のようなりんごなのである。
つまり酸味は少なく糖度は高いので食べたらかなりうまいのである。果肉はややぼそぼそ感があるけれども、私的には「ふじ」のような果肉よりもこっちの方が好きだったりする。そして林檎の効用はすごい。
■りんごの効用
動脈硬化症(心臓病・脳卒中)の予防に
糖尿病の予防に
大腸がんの予防に
高血圧の予防に
便秘の解消に
胃腸に優しいはたらきに
貧血の予防に
赤ちゃんの整腸作用に
虫歯予防に
太りすぎの予防と美容に
〈引用:りんごと健康(りんごの成分・りんごの効用)のページ〉
まあ、私には焼け石に水かもしれないが(笑)、とにかく ありがたくいただくのである。