2007年07月26日(木)

西都市のうなぎの入船は何故人をひきよせるのか。

午前5時起床、浅草はくもり。

上定食、呉汁、ぬた、肝焼、香の物付き昨日は宮崎県産業廃棄物協会の安在さんにお世話になり、宮崎県の超有名店、西都市のうなぎの入船でランチとした。

うなぎ定食(上) 2940円。呉汁、ぬた、肝焼、香の物付き。

肝吸いの代わりに呉汁がつくのは非常に珍しい。

背開き蒸しなし

この蒲焼は、江戸のうなぎに慣れた私にとってはちょっと変わっていて、背開きなのは東京と同じだが、蒸しはなしで、甘いタレで焼き上げている。なので少々固め。

引船のうなぎ

つまりさき方は関東風なのだが、焼き方は関西風なのである。そうして焼かれた鰻は程よい大きさであって、甘めのタレがご飯によくあう。(鰻は大きいからうまいわけではない)。

待合室一戸建て 

引船の待合小屋入船には店舗とは別に待合室(というよりはちゃんとした建築物-冷暖房完備)があって、つまり待つのは当たり前、の超繁盛店と聞いていた。

なので午前11時前(開店前)に訪れ、予約をしてから(予約番号4番)西都原考古博物館へと向かったのだが、それは正解だった。

西都原考古博物館の見学を終え、12時頃に店に到着すると、そこは噂通りの大混雑であった。

こんなうなぎや、見たことがない! 

待合小屋は人で溢れ、隣の神社の木陰で待つ人も。それを病院のように拡声器で呼び出ししてくれる――外に向かって。

しかし私たちは予約番号4番のおかげで、優先的に一階の座敷に居場所を確保することができたわけだ。

入船の子宮的構造

入船と参道と鳥居この入船の集客能力の高さは、それはまずうなぎ料理の質の高さそのものにある、ということはいうまでもないだろう。

しかし私は、ここに来て直ぐに、入船の立ち位置にただならぬものを感じてしまった。

それは入船に来るにあたって鳥居をくぐってきた、ということだ。(写真を拡大表示していただければ、入船と参道と鳥居の位置関係がわかるかと思う)。

南方神社入船は南方神社の直ぐ隣に位置する。それは神社のもつ子宮的構造を利用する常套手段なので驚くにはあたらない。(浅草寺における仲見世のようなものだ)。

しかし入船に入ることで私が感じたのは、子宮は南方神社ではなく、入船である、ということだ。つまりここでの関係は、入船は表戸になっていて、南方神社は後戸の神となっている、ということである。

入船という母性

もちろん入船は神様などではない。贈与共同体としての企業であり、世話をするものがなにかを知っている――鰻も鰻を食べる人間も、ちろん自然である。しかしそのことで、入船はまるで子宮のように機能してしまっているのだ。

企業の三位一体モデルそれはこの店の雰囲気、特に接客に表出してしまっていて、その接客は、さりげないのだけれども、どこまでも優しく、居心地はとてつもなくよいのである。

それに私は母性を感じてしまった。

こんな繁盛店でここまで客の扱いがよい店は滅多にないだろう。入船は料理もさることながら、その母性的接客にこそ注目すべきだろうな、と思った。

たぶんそれは意識もせずに、自然にできあがったものなのだろうが、つまりその母性を増幅させているのは、南方神社の精霊性(純粋贈与)なのではないだろうか、というのが私の見立てなのである。

精霊の後戸を持った子宮的構造、この構造の強度は恐ろしいまでに強い!

入船 (うなぎ / 西都市その他)
★★★★★ 4.5

投稿者 momo : 2007年07月26日 06:49 : Newer : Older


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