鯖味噌煮鯖味噌煮


たかのはし三太郎の甘いはうまい、うまいは身体に悪い(あたしの場合だが)。

午前6時30分起床。浅草はくもり。盛岡での夕餉は「たかのはし三太郎」であった。久しぶりなのだが、身体が何処かで懐かしがっている。そうここは記憶に残っている場所で2007年の9月に訪れたのだ

「たかのはし三太郎」の料理はその度肝を抜く「うまさ」に特徴がある。しかしその「うまさ」に癖がある。つまり味を押し出した「うまさ」であり、分かり易い「うまさ」なのだ。「甘い」が表に出ている。

普遍経済学それはまるで浅草の「末っ子」のように「甘いはうまい、うまいは身体に悪い、それを体現したような料理」なのである。

「きんぴらごぼう」を食べて思った。こんなのナシである。どうしてこんなに分かり易く「うまい」のだ。後を引くうまさだ。

かき揚げを食べると、ちゃんとかき揚げの味がすることに驚く。それも蕎麦屋のである。

なんで蕎麦屋のかき揚げなのだ、とかき揚げなのだから当然なのだが、改めて聞くあたしがいる。

イカと大根なんて8年間味が変わっていないし、鯖味噌煮なぞ、ひっくり返る程「うまい」のだ。つまり「甘い」のだがその「甘さ」が「うまい」に瞬間的に転換している。

まるで純生産が商品に転換するようにである(普遍経済学)。「甘い」は「うまい」であり、「うまい」は身体によくない(あたしの場合だが)。

そしてとどめのメンチカツ。いやこれらを並べられたら翌日のランチが恋しくなるじゃないか(でも、あたしはご飯抜きで食べるのであるが)。あー、と溜息が漏れた夜だったのだ。

ポテトサラダ きんぴらごぼう

イカと大根の煮物 かき揚げ

メンチカツ

たかのはし三太郎
岩手県盛岡市中央通1丁目11-21村上ビル第1ビルB1F