きねうち十割そばのおおもりきねうち十割そばのおおもり


きねうち十割そば

午前5時5分起床。浅草はくもり。自分でつくった「もりそば」である。それも2袋分を一緒にして、つまり「おおもり」にしたのである。合羽橋のプロパックに行った際、乾麺売り場を覗いたら「きねうち 十割そば」というものを売っていたのだ。サンサス商事(株)という処のものだ。

それが乾麺ではなく、云ってみれば茹で置きて売っていたのである。ただ茹で置きなら「要冷房」だろうが、これは常温のまま置いてある。

「へえー」、とあたしは試しに2袋だけ買ってみたのだ。乾麺の十割蕎麦や二八蕎麦はよくスパーで買ってランチ用にすることがあるが、この茹で置き十割蕎麦は初めてだ。少しは期待も高まる。うまかったら自宅用に置いて置くのもいいな、と思ったのだ。

そして翌日の昼餉に「きねうち 十割そば」をつくってみた。それが写真の「おおもり」なのだが、この「おおもり」は水切りをきちんとしてやれば誰でもできる。要は、蕎麦を茹でて水で冷やしてよく水切りしただけの代物である。

そして手繰ってみた。成る程これは確かに蕎麦かもしれないが、蕎麦ではない、とも云える。たぶん「どんぐり冷麺押し出し製麺方式」でつくっているのだろう。香りはまったくしないが「押し出し製麺方式」でつくった蕎麦の持つ独特のコシがある。

冷麺にもの凄く凄く近い感じがするのだが、その意味では「本陣」の蕎麦に近い。ただ2分30秒という茹で時間のせいか、堅さは「本陣」の足下にも及ばないし、香りもまたしない。しかし茹で時間の短さだけでも(あたしの使っている乾麺は茹で時間6分、蒸らし時間2分である)家においておくかな、と思ったのだ。

きねうち十割そば