たら子たら子


たら子と筋子

午前5時30分起床。浅草はくもり。砂子さんからのお土産は「たら子と筋子」だった。それもこれらは、うちの息子へ、と名指しできたものだから、あたしはこの「たら子」を食べるのに、わざわざ息子に断らなくてはならなかった。

それでも一腹、ご飯も食べずに食べたのであるが、いや「たら子」はもろにかなしい味だ。涙がでた。「なかしい味」というのは、あいたくてもあえない、心の中の思い出の味だ。もちろんここでは「ご飯」を云う。

ご飯が食べたい、と心から思うのだ。あの炊いただけでうまい米で、この「たら子」をおかずに、思い切りむしゃむしゃと食べてみたい。あーご飯とたら子のハイブリッドよ。

たら子と筋子たら子と筋子