牡蠣と蓮根のかきあげそば
午前5時10分起床。浅草は晴れ。「ゆで太郎本所吾妻橋店」に行けば牡蠣のかきあげがあったので「牡蠣と蓮根のかきあげそば」を
暫く待っているとあたしの番号を呼ぶ声がした。そう、ここは出来上がると番号で呼ぶのである。名前で呼んでくれれば嬉しいのだけれどもそうは行くまい。番号が一番分かり易い方法なのだし、ここは非「街的」な店だ。あたしは「牡蠣と蓮根のかきあげそば」を受取るとコップに水をくんで自分の席に着いた。その蕎麦の中に浮く「牡蠣と蓮根のかきあげ」は、どれが牡蠣なのかは分からなかった。しかし食べれば牡蠣の味がはっきりとわかる。それは海の香りを纏っていた。温かい蕎麦はちょっと温かさに負けたか柔らかくなっていた。しかし、それは当然のことであり、充分にうまい蕎麦をわずかワンコインで手繰れることが何となく幸せだった。
ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7