冷やしむじなそば(大盛)冷やしむじなそば(大盛)


「冷やしむじなそば」の大盛

午前4時20分起床。浅草は雨。「かくや鶯谷店」の「冷やしむじなそば」である。基本的には浅草の「本陣」にあるものと一緒なのだが、これが今現在の「むじな」そばなのだ。「むじな」とはたぬきときつねが一緒になっている状態だ(と思う)が、この「むじな」は、ちゃんとお揚げと天かすがのっている。それに嬉しいことに胡瓜と「なると」の千切りまでてんこ盛り状態なのだ。

しかし、この「冷やしむじなそば」は、その形から「冷やし中華」にしか見えない。あたしは「冷やし中華」と云えば麺のやわらかい、そうコシの全くない「冷やし中華」(例えば「山口屋」)が好きなのだが、この麺は押出式冷麺製造機で造った、あの「本陣」と同じ「冷麺」の如き蕎麦なのである。あたしはこ蕎麦かき混ぜながら手繰るが、今日は蕎麦のコシがやたら響く。

そして啜ると、なんと云ってもお揚げの甘さがひときわ目立つのだ。この甘さは強烈である。甘いのは最高だ。甘いはうまい、でも身体には悪い! これを和らげるかのように、胡瓜の千切りをつまむ。あーこれはいいな、と胡瓜とお揚げを食べつづける(甘さを和らげてもTOTALでは同じなのだ)。しかし、やがて胡瓜がなくなると今度は「なると」だ。あー以前のには「温玉」があったのにな、とこの甘い蕎麦を食べ続けたのだ。

冷やしむじなそば(大盛)

かくや鶯谷店
東京都台東区根岸1丁目1-15