ホルモン定食(大・小)ホルモン定食(大・小)


ホルモン定食(大・小)

午前5時30分起床。熊本はくもり。阿蘇熊本空港に着けば、「かつ美食堂」のホルモン定食(大・小)が待っていた。つまり、ホルモンは大、ご飯は小。これが嫌いだ、なんていう奴には会った事がなく、勿論あたしも大好きだ。好きなものはちゃんと食えるもので、(最近食欲がないあたしでも)ご飯を含めて全部食べた。

勿論、これは馬のホルモンだ。馬のホルモンと云えば、長野県飯田市の「おたぐり」を思いだす。しかし、「おたぐり」の味など忘れてしまったあたしの脳味噌でも、この「かつ美」のホルモンのうまさだけ直ぐに思い出すのだ。これをミームと云わずに何としよう。溢れるばかりの汁を前に、同行してくださった有働さんは、スプーンを店の人にお願いしていたが、最後に残った汁を見て、成る程その手があったのね、と納得した次第。

恐るべしは経験に基づくミームだ。それを「街的」では、「店の先輩の云うことを聴くこと」、と教えてくれていたはずだが、正に直ぐにそれに倣えば良かったのである。しかし、この定食、東京に店を出せばあっと云う間に流行るものを、熊本で黙々と(しかし、そのミームの波及は恐ろしく広い)やっているのは、札幌の「白い恋人」の様だな、と思うのだ。良いミームを食べたランチだった。

ホルモン定食(大・小)

かつ美食堂
熊本県熊本市東区長嶺東7-11-18