カルビの焼ける匂い
午前5時40分起床。浅草は晴れ。夜、家族で焼肉を食べにいったのだが、テーブル席が良いとのことで、12年振りに「大成苑」へ行ったのだ。「大成苑」は決して大声で「うまい」と云ってはいけない店だ。知っている人の間で「大成苑はうまいよ」と言い合う、そんな店なのである。あたしが常用している「大福園」とは、また違う意味で旨い。
この店、なんと云っても「レバ刺し」がうまかった。あの零れるような「レバ刺し」の写真を見ると今でもたまらなくなるのだ。そんな店の前であたしたちは20分程待った。いっぱいなのである。しかし、焼肉を待つときの気持ちはたまらない。時々ドアが開く度に香る「カルビ」の焼ける匂い、そして晩餐の歓声。心臓がドキドキとする。
そして漸く「タン塩」と「カルビ」にありついた。見てくれこの「タン塩」と「カルビ」を。これが普通の「たん塩」と「カルビ」である。この固まり感が「大成苑」の魅力なのだ。この2つの焼肉だけを腹一杯に食べた。勿論あたしはビールを呑みながらだ。小さな声で云おう、「大成苑はうまいよ」。 [浅草グルメマップ]
大成苑
東京都台東区浅草2 丁目13-13