冷やしかきあげそば冷やしかきあげそば


冷やしかきあげそば

午前4時40分起床。浅草は晴れ。この日はランチの為に穴の中に潜ってみた。穴の中というのは、浅草駅前にある浅草地下街に入る階段を降りるからであって、そう「文殊浅草店」は(何時も云っているように)地下にある。銀座線浅草駅と浅草地下街に分かれる処にあるのだ。

「文殊浅草店」は何時覗いてもやっている。朝(偶にだが)見るときでも、夕方に行ったときでも、何時も店を開けている。そしてうまそうな汁の匂いと、揚げた天ぷらを並べるバットを見せつけている。それに客が吸い寄せられるように近寄ってくる。あたしはよく出来た仕組みだと何時も関心している。

今日はランチだ。「冷やしかきあげそば」を頼む。冷やしぶっかけ蕎麦を食べるのは何時でもよいのだが、本当にうまいな、と感じるのはこの時期になってからだろう。「かきあげ」が冷たい汁に見事にあう。温かい汁よりも良い位だ。ただし汁の量は温かい蕎麦よりも少なくて、紅く染まる蕎麦の汁の冴えは見られなのは残念だ。

しかし、全体が冷たいことにより蕎麦がより一層うまくなる。これは(たぶん)何処でもそうだろうけれども、蕎麦がキュッと引き締まる。「かきあげ」の溶け具合が温かい蕎麦に比べるとより遅いため、蕎麦とかきあげのハイブリッドが少しだけ甘い。でも、あたしはこの手の蕎麦が好きなのだ。[浅草でランチ

文殊浅草店
東京都台東区浅草1-1-12 浅草地下街