冷したぬき蕎麦
午前6時起床。浅草はくもり。「セブンイレブン」で蕎麦を買おうと思った。去年出ていた「海苔ゴマ盛りで食べるピリ辛冷し肉つけ蕎麦」があるはずだと思い探したが、ところがその「ピリ辛冷し肉つけ蕎麦」は何処にも見あたらず、売り場にあったのは「冷したぬき蕎麦」だったのだ。
「まあ、いいや」と思う。
「冷したぬき蕎麦」は旨いことは知っていて散々食べてきた。その旨さの源は混ぜ合わせる具材、「玉天かす」だ。このハイブリッド構造の一方の雄「天かす」だけで、味の7割は決まってしまう。そして、その「天かす」の最高峰は「文殊 浅草店」のものだと思うが、さてこの「セブンイレブン」の「天かす」はどうだろうと興味が沸いた。
「セブンイレブン」の「天かす」は「天玉」だ。黄色い「玉」が、この蕎麦のために揚がっているようだ。それに一つひとつがとても堅いのである。
これはもはや「天かす」ではないなと思う。
「冷したぬき蕎麦」とは、この「天かす」と蕎麦とのハイブリッドに汁をぶっかけるというシンプルな構造だが、そのシンプルさがギリギリでいい味をだしている。つまり、「もりそば」では余りにも芸がないし、麺の旨さもチョイと弱いのだ。その弱さをこの「天かす」が見事に補うのである。
いい仕事してますね(笑)。