かどやの槍かけだんご(やきだんご)
午前5時起床。浅草はくもり。
これは柔らかい。
口に入れるとふわっと消えて無くなってしまったのだ。
団子がである。
引き続いて歩いていた。宿場町通り商店街を散策していた。千住5丁目になり商店街も終わろうという処に、「かどや」と云う渋い団子の店をみつけた。
ここいら辺には、江戸時代後期に建てられたという「横山家住宅」が建っているが、空襲の被害を受けなかったものが残っていたりする。
あたしはこの「かどや」の「だんご(やきだんご)」を食べてみることにした。店の人に云って2本をその場で食べると注文し、だけども、この炭水化物の固まりを全部食べようというわけではなく、一串三個の団子のうち、一番上の1個だけをたべたのだ。そしたら余りに柔らかくて驚いたのである。
しかし、これは団子である。ふわっと消えて無くなってしまう団子なんて、綿菓子とは違うのである。有る訳がないのだけれども、現実に食べた「槍かけだんご」は、まさにその比喩でいいような気がしたのだ。
かどや
東京都足立区千住5-5-10