鯖つけそば
午前5時30分起床。盛岡は晴れ。久々に「本陣」でランチである。今日はなにを食べようかな、と余計な心配をして店先にある自販機の前に立つと、何やら見たことのないものがある。名前を「鯖つけそば」という。単純にあたしはこれを食おうとその時に思った。なにせ肉ではなく魚、それも「さば」なのだ。
この蕎麦は汁が面白く、「サバ缶」が入っている。それも生臭さを極力抑えている。付属の山椒を蕎麦に降って手繰ると、何故か元気になるような気がするのだ、それに何よりもうまいのだ。
最近は「サバ缶」も値段が上がってきた。日本が輸入している「サバ」の多くがノルウェー産で、その数は全体の有入量の約9割も占めている。ところが、ノルウェーのサバ漁は窮地に追い込まれている(らしい)。サバを捕りすぎて資源量が減ったのが原因らしいが、その為サバ漁を一時停止すると発表されている(らしい)。
なるほどな、と思うが、あたしが、最近魚に目覚めたからと云って、精々食べられるのは全体量で見ればスズメの涙である。今後、資源量の回復に向けて求められるの、は漁獲量を減らすことなのだが、あたしは逆に消費量を増やしたいのだ。そうなると気になってくるのが、サバの値段なのである。
いつまでも、この蕎麦が安値(とは云っても「本陣」は高いのだけれども)で食べられるようにと願わずにはいられないのだ。 [浅草グルメ]
石臼挽き生蕎麦 本陣
東京都台東区浅草2丁目22-10