20190406_141102ヌア・パッ・バイ・ガパオ


タイの人達の間には糖尿病の患者は少ないのか?

午前5時35分起床。浅草はくもり。「クロープクルア」は安心して任せられる店だ。しかし、かつてはよく通ったが、今は半年に1回いけばよくなっている。なぜか、と云えば、これは当たり前のことだけれど、糖質制限食中心の食事だとタイ・ベトナム料理が希望に合わないことが多い。

タイの料理には、タイ米が付いてくるものが多い。香り米と呼ばれるこの米は辛い料理によくあう。この日のメニュー(「ヌア・パッ・バイ・ガパオ」のミニコース)にもタイ米が付いてきた。勿論、炭水化物である。それに猛烈に辛いものがある反面、猛列に甘いもののあったりする。

その強弱の合間の中で楽しむのがタイ料理だが、その強弱がある故に、タイの人達の間には糖尿病の患者は少ないのかもしれないな、と思っていたのだ。しかし、ちょっとまてよ、これだけ糖質の多い食事をしている現代のタイ国人でそれはないだろうと思った。ということでGoogleで調べてみる。するとこんな記事が目に付いた。

......タイ保健省が2013年に発表した情報によると、タイ人は1年間に平均29・6キログラム、1日あたりティースプーン20杯分の糖分を摂取している。これは、世界的な基準値よりも3倍以上の数字となる。

国際糖尿病連合(IDF)によると、現在、タイの糖尿病人口は約490万人、有病率は成人人口の6・4%に当たる。これは、2013年度の国際比較統計の世界平均8・1%より低い数値ではあるが、糖尿病に関連する死亡者数は、日本の6万4680人に対し、タイは6万6943人と上回っており、成人の総人口に対して非常に多いといえる。(WISE|4人に1人が糖尿病!?タイで深刻化する糖尿病の脅威

なるほど、決して少ないわけではないのだ。ベトナムも早いスピードで増加しているらしく、あたしの青年時代と同じく、食の実験場状態なのだろうな、と思う。

とすれば、新しいタイ・ベトナム料理の可能性も広がってくる。砂糖の変わりにラカントを使う(値段は高くなるが)等は誰でも考えつくことだし、ちょっとした工夫でリスクを減らせる可能性が高い。当然それは国の問題としてで、治療費がかかることは最初からやらない方が良いのだから。[浅草グルメ]

スペシャルアジアサラダ

ソムタム&トムヤンクン

クロープクルア
東京都台東区浅草一丁目-33-4 斉藤ビル2F