鯖の唐揚げ黒酢ソース鯖の唐揚げ黒酢ソース


藻を纏った潜水艦。鯖の唐揚げ黒酢ソース

午前4時5分起床。浅草は晴れ。この日の「墨田区役所 食堂」ランチは「鯖の唐揚げ黒酢ソース」というものだった。これを聞いただけで、どのような味がするのが想像がつく方はごまんといるだろう。

曰く、酸っぱいと。

たしかに、あたしも食べて気が付いたのだ。こいつは随分と酸っぱいのだ。

サバは一見そのままの様だが、薄い衣を付け油で揚げてある。この揚げてある、というのが第一の鍵だ。そしてそのサバの周りに野菜やきのこが散りばめられ、それらが酸っぱい黒酢ベースのソースの中に沈んでいる。しかし「黒酢ソース」とは云え色が殆どないのだ。

サバがまるで藻を纏った潜水艦の様に見えた。

あたしは「黒酢ソース」の意味を軽視していたのだが、それは反省すべきものだった。でもそれが旨いおかず(否あたしの場合はご飯を殆ど食べないので主食だ)の秘密だったのだ。酸っぱいおかずと僅かなご飯(この日は「五穀米」)と云う年に1度のハレの日だった。[浅草グルメ]

鯖の唐揚げ黒酢ソース

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F