熊本県山鹿市の馬刺し熊本県山鹿市の馬刺し


熊本県山鹿市の馬刺しと会津坂下の馬刺し

午前3時30分起床。浅草は晴れ。これは「熊本県山鹿市の馬刺し」である。所謂「ふるさと納税」の返礼品だ。世話になっている地方には「ふるさと納税」で恩返しをしよう、というのだが、この商品、昨年の11月頃に送ってもらったものだ。つまり今頃食べたのだ(笑)。

普段、ウチで食べる馬刺しは「会津坂下の馬刺し」である。あの濃い赤の醸し出す、「うまいぞ」と云う空気にやられているところがあるが、ハッキリ云って一番うまい。それは「ハヤオ」の「辛しニンニク味噌」のお陰だろう。ニンニク、唐辛子入りのこの味噌を、醤油でといで使うのだが、これが素晴らしい。会津の土地の味がする。

甘い醤油

そしてなによりも醤油の性質のせいだろう。会津の醤油は甘くないのだ。その甘くない醤油と「辛しニンニク味噌」は抜群にあう。一方「山鹿の馬刺し」の醤油はこってりと甘くなければならない。その甘さこそがキモなのだ。ようは角砂糖を溶かして混ぜてある(のだと思う)。

その醤油を買うのに一苦労したのだが(要は売っていなかったのだ)、買ったのは「フンドーキン醤油」の「さしみ醤油」というものだった。これは大分県のものであり、もっとこってりと甘くてもよいと思ったが、この醤油とニンニクをスライスして食べたのだ。

いや、似非山鹿市のようなものになってしまったのだが、「もも肉(赤身)」の「馬刺し」が主流の会津坂下とは違い、山鹿の馬刺しはバラエティに富んでいる。あたしにはどれがどうだか分からない赤身の部分は勿論、なんといっても鬣(たてがみ)の白い脂が醤油をはじく、その脂ががうまかったのだよ。

熊本県山鹿市の馬刺し

さしみ醤油