ダブル海老天そば(かけ)ダブル海老天そば(かけ)


いわもとQ

午前4時起床。浅草はくもり。やっと「ダブル海老天そば」を「かけ」で手繰ったのだ。つまり温かくしてもらってだ。ここの処「いわもとQ 浅草店」へは週1回の割合で通っていて、すっかりあたしのランチの定番になった。そこの「ダブル海老天そば」はあたしの好きな蕎麦の一つなのである。

「いわもとQ」では、この蕎麦を手繰ることが多いのだが、まだ「もり」と「ひや」しか食べていなかったのだ。それでこの日は最初から「かけ」をお願いしてみた。つまり、今日は何をたべるのかが最初から決まっていた日だったのだ。その足取りは軽く、自販機のボタンを押す指も何時もよりは軽いのだ(笑)。

ダブル海老天そば(かけ)

「かけでお願いします」と云ってあたしは待った。別にそれが「ひや」とたいして違わないことは分かったいた(つもりだった)。いや、むしろ「ひや」の方が汁が蕎麦についてくる瞬間の凄さがある、それは認めている。これは「ひや」で手繰るのが一番うまい食い方だと信じていたのだ。

「かけ」が来た。第一印象としては、見た目は「ひや」と変わるところはないな、と思った。2匹の「海老天」が丼に上に乗っている。ただその「海老天」は決して丼からはみ出る程の大きさはない。それは当然のことで、ここは「尾張屋」でもなければ「弁天」でもない、「いわもとQ」なのである。

中庸

蕎麦を手繰った。それはまさしく温かい蕎麦だった。汁が蕎麦に付いて来るが「ひや」ほどの切れはない。そこで汁を啜ってみる。あー温かい、と云うより熱い。この汁を啜る行為こそ温かい蕎麦の凄さなのだ。その味は中庸であると云えよう。あたしは「ひや」は勿論他の蕎麦でも汁は極力取らないようにしている(腎臓が悪いからだ)。

そして「海老天」がとても良い感じになってきていた。そう「ふにゃふにゃ」なのである。食べる前から「天ぷらそば」の本当の醍醐味(衣が汁に浸って時間経過と共にふにゃふにゃになっていく)が楽しみだったのだが、それが実現している。でもまあ小さな「海老天」だったので、それも中庸だったけれど。[お蕎麦deランチ]

ダブル海老天そば(かけ)

ダブル海老天そば(かけ)

いわもとQ浅草店
東京都台東区雷門二丁目18-16