ビールのあるランチの食卓ビールのあるランチの食卓


ビールのあるランチの食卓

午前4時40分起床。浅草は晴れ。ランチの食卓にビールがある風景というのは色々なことを教えてくれる。この日は「クロープクルア」でランチにしたのだが、この写真を見てどんなことが思い浮かぶだろうか。この人(あたしである)は「グリーンカレー」と、相方(ウチの家人だが(笑))は「クィッティオ パット キーマオ(酔っ払いも目が覚める辛い焼きそば)」を食べようとしている。

そして何やら「おかず」もついている。春雨のスパイシーサラダである「ヤム ウンセン」、それに「エビの生春巻き」、「BBQチキン」そして「海鮮のカリカリクレープ」もついている。右端にあるヤカンは蓮茶である。そしてビールだ。タイ料理らしく「シンハー」を驕ったのだ。この男はまずはビールを呑むだろう。

そしてうまい!という顔をしてコップを置いてしたり顔をするのだ。「おかず」の中の一品(「ヤム ウンセン」だ)を食べ、だけどこの男は辛いものが苦手で思わず咽せる。すると相方が「大丈夫」と云ってくれるが、それで又ビールを呑むのだ(笑)。まるでビールこそ全ての辛味を中和する魔法の飲み物のようにだ。

ビールは身体にいい?

だけど相方はあまり好い顔をしていない、もう一本頼んでしまうことを彼女は恐れてるのだ(笑)。なぜなら彼女はビールは身体に悪いと思っているからで、当然、糖尿病患者には完全にアウトである。これも酒を呑まないで育った人の考え方なのか、と諦めるが、絶対に噛み合わない二人の会話は、なぜかここで終わってしまうのだ(笑)。

そして、もう一本、と店の人に頼むとき、この男は思い出した様に云うのである。「そんな事はないよ、ビールは身体にいいんだよ」(@あたし)、と。根拠は無いのだ、ただ何となくそう思う(笑)。そして「グリーンカレー」を食べる。恐る恐るスプーンを入れる姿がどこかかわいい(笑)。この男、辛いかどうかを確かめているのだ。

ビールのある幸せ

20数年も通っていて、この店の「グリーンカレー」が辛いかどうかも分からないとは、まったくどうしよもない奴なのだが、彼の頭の中では、これはもの凄く甘かったような記憶しな残っていなかったのである。スプーンに少し取りなめる。そしたらこれは甘いが辛いのであった(笑)。あーこんな味だっけ、と漸くその味が許容範囲だったことを思い出す。

そしてライスだ。スブーンにグリーンカラーを取りライスの端っこに落とす。あー白いライスが黄緑色に染まっていく。そしてその端っこを食べるのである。あーうまい、と又ビールを呑むのだ。ランチにビールがあると、こうやって書く方もまた楽しい。まるでビールを呑むように書けるのだ(笑)。

ランチにビールがある食卓が、長い間のあたしの夢だったのだ。それは酒を呑みに行くのではなく、ランチを食べに行く食卓にであることの素晴らしさ。普段はランチにビールはまだ飲めないのだが(仕事がある)、たまにこうして呑める時もある。それはまさに至極の時間なのだ。夜に呑むよりあたしは好きなのだ。 [浅草グルメ]

オードブル

ヤムウンセン

クィッティオ パット キーマオ(酔っ払いも目が覚める辛い焼きそば)

グリーンカレー

クロープクルア
東京都台東区浅草一丁目33-4 斉藤ビル2F