未来へ 村上裕二日本画展
午前4時起床。浅草はくもり。もう終わってしまったのだが、「松坂屋上野店」で「未来へ 村上裕二日本画展」が開催されていたのだ。あたしは当然見に行った。そこにあったものは「ぼくらの昭和大戦」という、あの「ゴジラ」と「キングギドラ」と「モスラ」の闘いであった。
そのデカイ日本画を見てあたしの心は飛び跳ねた。「ゴジラ」のファンは、あたし位のいいおやじが圧倒的に多い。なにせあたしが生まれた時には既にこの世に存在していて、初めて(あたしが)会っ時には「エビラ」を一本背負いでぶん投げていたのだ。
それから「ゴジラ」が映画に出ていると必ず会いに行っている。「ゴジラ」はあたしにとっての映画館のフェバリットスターであるのは間違いないが、しかしそれ以上の何かであることも間違いないのだ。一体何なのか、と正面切って決着をつけないようにしていることも確かなのである(笑)。
村上裕二画集 ゴジラの世界
そんなあたしが「ゴジラ」を日本画で描いた絵を見に見行くことは何の不思議もない。それはなかなかにインパクトがあるものだったのだが、その勢いをかって購入したのが「村上裕二画集 ゴジラの世界」である。
「ゴジラ」は確かに戦争の残骸であり、可能性ではある。何処かであたし達を戦争の恐怖に導きながら、その可能性を「これは映画だよ」といって目を覚まさせてくれる優しさがある。そんな優しさに満ちた昭和を描いた絵を見て、へー「村上隆」の弟なのね、と知ったのである(笑)。世の中狭いのだよ。
「ぼくらの昭和大戦」
最初に会場でこれをみた時、あーこれだよ、と思った