玉子とじそば
午前4時30分起床。浅草はくもり。
この「玉子とじそば」を見るとなかなか絵になる色のコントラストなのだ。
ふわふわの「玉子」の黄色。
「なると」の白とピンク、「海苔」と「わかめ」の深緑と「蕎麦」の「汁」の茶色。
その色がナンともいえなくうまそうで、あたしの食欲を増してくれる。
なかなか見事な構成なのだ。
そして「天ぷらそば」のように「汁」に浸しておくものもない。
まあ、それだけに味に変化がないとも云えるが、まずは「蕎麦」を手繰ってやるのだ。
手繰るといっても「玉子とじ」の下から手繰るので、
それがちょっと難しかったりするのだが、その難しさもあって一層うまいのだよ(笑)。
そして「なると」を食べると、あーこの味だよと懐かしさも相まる。
そして「玉子とじ」を食べるが、この薄い膜を張ったような「玉子」を箸に取るようにたべる。
すると、あー何とも云えずにうまい(笑)。
「玉子とじそば」は「玉子」の黄色が命の構成ではあるが、それは「汁」の存在によって引き立つ。
そして控えている「蕎麦」のうまさもまた命なのだよ(笑)。
琴富貴
東京都墨田区吾妻橋1丁目8-5