天ぷらそば(並)
午前6時45分起床。浅草はれ。
寒くて「琴富貴」で「天ぷらそば」(並)で暖まろうと思ったのである。
「琴富貴」の「天ぷらそば」には「上」と「並」があるが、
「上」の「天ぷらそば」は「海老天」が二本入っているのだが、「並」は「海老天」は一本だけだ。
始めの頃には「上」をもらってみたのだが、それが次第に「並」になった次第。
まあ、「天ぷら」2本では多すぎるのかもしれないし、
歳をとったからなのかもしれないが、だけれどもまた「上」を手繰ってみたいとも思っている。
何時もの通りに、添えられた「三つ葉」と「かまぼこ」と濃い緑の「わかめ」が映えるこの「蕎麦」だが、
まずは「蕎麦」を手繰ってみる。
ここの「蕎麦」は細くもなく太くもないものなのだが、喉越しも滑らかでうまいのだよ(笑)。
それから「海老天」を汁の中にズブズブと沈めてやる。
尻尾の先まで十分に沈めて、それからまた「蕎麦」を手繰るのである。
そして定番の白い「かまぼこ」を食べる。
それを何度か繰り返していると、沈めていた「海老天」が十分に汁を吸い込む代わりに自らの油を出す。
そうなると「天ぷら」の油が染み出た「汁」を「蕎麦」と混ぜて手繰ることができるのだ。
これがうまい(笑)。
さらに「天ぷらそば」の楽しみはこの後なのだ。
衣の壊れそうな「海老天」のふやけた衣のうまさと「海老」のうまさを楽しむのだ。
そう、もう少しでばらばらになりそうな「海老天」をガブリと囓るのだ。
それがうまいのだよ(笑)。
琴富貴
東京都墨田区吾妻橋1丁目8-5

