午前5時20分起床。浅草は晴れ。

Google AnalyticsGoogle Analytics

Google Analytics のレポートデザインが変更されることは、以前からアナウンスされていたが、私のところでもそれが使えるようになった。

情報の把握、共有、対処

Googke 曰く、『新しい Google Analytics は、オンライン マーケティングを改善するためのデータを容易に得ることができます。広告テキストの改善や、マーケティング活動の強化、サイトのコンバージョン率向上に、お役立ていただけます。Google Analytics はすべての広告主様、サイト運営者様、サイト所有者様に無料でご利用いただけます。』なのである。

私のサイトはEコーマスサイトではないしGoogle AdWords を使っているわけでもないので、その機能の半分も使ってはいないのだろが、まあ、これはよくできている、と思う。


純粋贈与仮説

そして、例によってこれは、『無料でご利用いただけます。』なのであって、無料経済モデルなのである。つまり、ユーザーからは純粋贈与にしか見えないことで、Googleからの(直接的な見返りを求めない)贈り物として存在している――「Googleの純粋贈与仮説―普遍経済学的アプローチ。

鏡像としてのWeb のためのツール

Google Analytics は「鏡像としてのWeb」を反映したツールであるだろう。それも小さく閉じた円環としての鏡像ではなく、ひねりをもって開いた、偶有性を孕むWebという鏡像のである。

閉じた円環としてのWebなら、例えばmixiのように「足跡」で事足りる。それはムラ的なものであることで、〈他者〉は迷い込んでくるだけでしかない。

しかしブログは、積極的に〈他者〉を招きいれようとすることで、偶然を必然に変えようとする営みがどこかで行われている。そんな営みは本来、広告の専門家の仕事だったのだろうが、「鏡像としてのWeb」(つまりWeb2.0)は、そんな専門家の営みさえ素人に解放してしまう。

つまり「フラット化する世界」は着々と裾野を広げているということだろう。純粋贈与としての Google Analytics は、その端的な事例のように(私には)見える。