午前6時30分起床。浅草は晴れ。
昨日、「ヨッシーの気ままにぶろぐ」を読んだら、「Googleから蹴られる!」というかGoogle AdSenseに断られたらしいことが書いてあった。それは私の知り合いでは2人目の快挙である。
Googleアドセンスは、Web2.0 meme でいう customer self service enabling the long tail ――ロングテールを巻き込むために、
Adsenseの基準を知る由もないが、Googleの検索アルゴリズムは、益々コンテンツ重視になってきているのは確かなので、要はデータベース的に書くこと―― Data as the intel inside ――に勤めなさい、ということだろうか。そしてまずは、目指せロングテールの仲間入り、なのだろうけれども、なにかそれも寂しい(というか言語矛盾だよね)。
Customer self-service enabling the long tail
ここ10日の検索フレーズを確認していたら、customer self service enabling the long tail という検索フレーズでのヒット数が増えていることに気づいた。(以下はトラックワードによる)。
customer |
( customer ~ 合計) | |
---|---|---|
customer self service enabling the long tail | ||
customer self service enabling the long tail web2 0 | ||
customer self service ロングテール |
「customer self service enabling the long tail」なんていう検索フレーズは、思いつきや直感で使えるものではないだろうから、たぶん授業かセミナーかで、Tim O'reillyの「What Is Web 2.0」でも参照しているのだろう。それで興味を持った方が、この長ったらしいフレーズで検索しているのじゃないのだろうか。
しかしその検索結果は意外と不毛であるように思う――つまりWeb2.0 meme の中でも重要なこのフレーズの説明は意外とちゃんとなされていない。もちろん私のところだってちゃんとした説明をしているわけでもないけれど、ただ、この意味は、「 ロングテールを巻き込むために、ユーザーが自分でできる機能を与える。」でいいのだろう、と(私は)考えている。
ブログ化、ロングテール
Web2.0 が、まずブログありき、の世界なら、ポータルサイトに依存する人々は減り、自ら情報を発信し、自ら情報を検索することが一般化していくのは当然でしかないだろう――検索エンジンナビゲーションの台頭。
そしてブログ化(個による情報発信)は、圧倒的な数と長いロングテールとなって存在してしまうわけだから、そのロングテールを如何に自らのビジネスプラットホームに巻き込むかが、Web2.0的なビジネスでは重要になっているのだと(私は)思う。
Google AdSenseやAmazonのアフィリエイトはその勝者といえるだろうし、そのビジネスモデルの追随者も後を絶たない。要は、如何に、ユーザーに――自分でできる機能を与えるか、によって、直接、間接的なかたちでトラフィック量を増やすのか、なのだろう。
ウィジェット化
その意味でも、customer self service のウィジェット化は当然の流れだと思える。TechCrunchの「広告ウィジェット、大攻勢」という記事は興味深い。ご一読あれ。
ウィジェットが広告配信の有力なシステムになりつつある。ウィジェットというのは本来リッチメディアをサポートするアプリケーションであり、簡単に制作、カスタマイズ可能で、容易にウェブサイトにインストールできるよう考えられている。しかし、これらはすべて小規模なサイトに広告を表示するのに魅力的な特性だ。Googleは現在gadget adsをテスト中だし、われわれはbooboxやAuctionAds (TCのスポンサー)などウィジェットを通じて簡単にウェブサイトにアフィリエイト広告を配信するサービスについて紹介してきた。