桃知商店よりのお知らせ

[閉店]カレーショップひぐちのポークカレーでランチ。(浅草地下街)

5月26日のランチは浅草地下街へ向かった。

浅草地下街

浅草にも地下街はあって、そこは街全体がアジールである浅草の中でも、とびきりのアジールのひとつである。

浅草地下街入り口 浅草地下街

ここは戦後の東京で一番古い地下街らしく、シュミラークルではない。テーマパークのように見えるかもしれないが、ここに溢れているのは昭和初期のアウラである。それはこの地下街を訪れれば、充満するにおいで感じることができるだろう。本当に臭いのである。


カレーショップひぐち

カレーショップひぐちそんな浅草地下街に、カレーショップひぐちはある。私は銀座線に乗るときにはこの地下街を好んで通るのだが、この店は朝早くから開店している、かと思えば夕方は早くに閉店している、という、まったく年寄りのような店なのである。(営業時間は7:00~18:00らしい)。 

それもそのはずであって、このカウンターしかない小さな店は、老齢の店主がきりもりしている。そして前金制なのも、店主をみるとなにかうなずけてしまう――のが浅草的なのだ。

ポークカレー

ポークカレーこの日はポークカレーを食べた(390円なのである)。味はレトロというようりもオリジナリティに溢れている、といった方がよいかと思う――私はケチャップの味を強く感じた。

カウンターにはソースもあるので、ソースをかけて食べてもよいかもしれないな、と思うのは昭和生まれ(というか三丁目の夕日世代)故か。

そしてそれは決して甘口ではなく、ピリリと芯が通っていることで、癖になりそうなのである。ただ盛りは少な目で量的には若い人は物足りないかもしれない――が年寄りの私には丁度よいのである。

カレーショップひぐち
台東区浅草1-1-12 浅草地下商店街
03-3841-9222
カレーショップひぐち
[浅草グルメマップ]

Comments [3]

No.1

 水の入ったコップにスプーンがささっているのが、とても懐かしさを感じますね(^^)

No.2

>みるきいさん

さすがですね、目の付け所が違います。
そう、コップにささったスプーンこそが、この店のアイデンティティだと(私は)思いました。
今時、まずない、風景です。

No.3

前略
昨年2007年末に惜しまれて閉店してしまいました!

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