桃知商店よりのお知らせ

ぶーげんびりあ号に乗ったこと。(根占港-山川港フェリー)

午前5時起床。鹿児島はくもり。

ぶーげんびりあ号

ぶーげんびりあ号昨日は林さんのご配慮で、根占港からフェリー ぶーげんびりあ号で山川港へ移動。(画像は南大隈町のサイトより)。

山川から指宿、そして指宿スカイラインを通り、鹿児島市までお送りいただいた。

そんなに大きなフェリーではなく、客室は私の記憶の片隅にあった、青函連絡船を彷彿させる仕様。

なにか懐かしさの漂うフェリーだった。

客室:ぶーげんびりあ号 エントランス ぶーげんびりあ号


ソーシャル・キャピタル

一時的に(2年間ほど)、このフェリーは(財政難から)消滅してしまっていた、と聞いている。しかし平成18年11月1日に本格再就航した。

公共のサービス、公共の交通、公共の病院、公共の学校、それらと一体となって構築されてきた地域社会、そしてそれに裏付けされるように繁栄する大都市、こうしたことはすべて、構築するのに大変な努力が要ったまったく途方もないものなのに、それらが当然にあるものとして感じられるとき、それが構築された意味を、それが「非常な努力と細心の注意をもってして初めて維持しうる発明と構築」であることを忘れてしまっているのだ。

これはピエール・ブルデューのことばを引用しながら、私がこの手の問題を考えるときに使うフレーズだが、とにかくも再就航したことは、悪いことではないだろう。

このフェリーがなくなっていた間、それらが当然にあるものとして感じられるときには感じられなかった、それが構築された意味を、それが「非常な努力と細心の注意をもってして初めて維持しうる発明と構築」であることを、再確認できたのだと思う。

政治―政治学から「政治界」の科学へ

ピエール・ブルデュー(著)
藤本一勇(訳)
2003年12月30日
藤原書店
2310円(税込)

 

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当たり前が感じない世の中

今日はこの方(吉川)と先程まで飲んでいました。 ミナミの割烹や... 続きを読む

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