19日の勉強会後の一献は、Food's Bar YAMAGURAであった。

築100年を超す上作りの蔵を改装したその店舗は、レトロ&モダンであって雰囲気はよろしい。

Food's Bar YAMAGURA 梅酒と焼酎

私達は1階のカウンター席を使ったけれども、目前にずらりと並ぶ焼酎と梅酒のコレクションは壮観であった。


北海道を食べる

マスターは以前北海道に住んでいたということで、酒肴にも北海道産がならぶ。

私は「つぶ」と「にしん」と「ししゃも」を食べたけれども、九州の鹿屋で、これだけのものが食べられるのであれば、文句なし、なのである。 

つぶとニシン 鵡川(むかわ)のシシャモ
カズノコいりニシン           鵡川(むかわ)のシシャモ

こういう酒肴(しゅこう)が並べば、当然に、話は北海道のグルメ話となるわけで、それは自然と毛蟹の噺となり、私も同席された林さんも、カニは身を取り出すのが面倒なんだよね、と。

でもね、札幌のふじ田という鮨屋のお通しは毛がになんだけれども、それは身とミソをあわせてあるんだよ、と。

解釈は最速でなくてはなりません

毛がにそんな話を聞いていたマスターは、なにげに右の画像のようなものを出してきた。

ばらした毛がに、でも遠慮がちに蟹みそはハイブリッドされていない――ので自分でまぜまぜしてたべた。

「やるじゃないの」と私は思った――解釈は最速である。

と同時に、この店は信頼のおける、いい店だな、と思った。

芋焼酎

伝(芋焼酎)そしてこの日の(私の)お気に入り。「伝」

木桶蒸留器を使い甕仕込み、甕貯蔵という明治・大正時代の製法を守っているいちき串木野市の伝兵衛蔵(濱田酒造)製。

黄麹使用、優しい香りと風味が私のような素人にも安心。(笑)

Food's Bar YAMAGURA
鹿児島県鹿屋市本町9-4
0994-35-0153
Food's Bar YAMAGURA