天玉そば大盛天玉そば大盛


祖師ケ谷大蔵駅の箱根そば

午前7時起床。浅草はくもり。この日あたしは生まれて初めて小田急に乗ったのだ。目指したのは祖師ケ谷大蔵駅だが、そのついでに駅の中にある立ち食いそば「名代 箱根そば 祖師ヶ谷大蔵店」で「そば」を手繰ろう、というのだ。

「箱根そば」は名前は聞いていたが、その評判は「値段の割りには美味しい」である。あたしは寒かったので「天玉そば」を頼む。それも大盛でである。大きな丼に浪波と入った「天玉そば」は、正に大盛の「天玉そば」だった。

こういう蕎麦は思い切り手繰るに限る。あたしはズズッーと音を立ててやっつける。「うん、うまいじゃないか」とひとりごちるが、でも蕎麦、と云うよりは何か別物の「おやつ」でも食べている感じなのだ。

汁の色もちょこっと薄目だし、味もちょっと薄目だが、だからと云ってまずいわけではない。いや、その食感はむしろうまいのだ。その感覚がおかしくて、いつのまにかに一人にやけてしまうのだが、決して変な奴ではない(たぶん)なのである。

名代 箱根そば 祖師ヶ谷大蔵店
東京都世田谷区祖師谷1丁目7-1
03-5494-6175