一ぷく橋本店の天玉そば一ぷく橋本店の天玉そば


一ぷく橋本店の天玉そば

午前6時5分起床。浅草は晴れ。橋本駅は京王相模原線の終着駅だと把握していたが、しかし橋本駅からみたら始発の駅なのであり、「あたしの天井はあなたの床下」(=アパート中層に住むあたしら)の理論である。

まあ、実際に行くことはあるまい、と思っていたが、なぜかこの日は行ってしまったのだ。無論仕事であるが、想像していたのは田舎の駅舎である。しかし遙かに大きな駅舎に驚く。

その「大きい」は相模原市だから、というのもあるだろうが、相模原というと、「あした相模原まで出刃包丁買いに行こう」という泉谷しげるの歌を思い出してしまい、相模原市というのは(あたしにとって大学生の頃から)出刃包丁の街だったのである。

その橋本駅のJR側の一階に「一ぷく橋本店」はあった。あたしは(たぶん)二度目はないだろうな、と割り切って入ったのだが、中に入ると先客は1名のみ、いつもの癖で「天玉そば」を頼むと席に着いた。

この手の蕎麦屋でメニューを決めるのはちょっと難しい。とくに初めてのところでは特にだ。だいたいが自動食券機を見る暇も無いので、「何時ものもの」になるのだが、その「何時ものもの」というのが「天玉そば」か「もり+α」なのだ。

蕎麦は直ぐに出てきた。汁の色が薄い、案の定甘めだが気にすると終わりが無いので気にすまい。こういうのも有りである。そしてゆで麺だが以外としっかりした蕎麦で、玉子をくずして麺と一緒にズスーとやれば、これは「なかなかうまい!」、と駅蕎麦に拍手するあたしがいたのだ。

一ぷく橋本店

一ぷく橋本店
神奈川県相模原市緑区橋本6丁目1-24