吉そば神田店の特製肉つけ麺吉そば神田店の特製肉つけ麺

吉そば神田店の特製肉つけ麺

午前6時35分起床。浅草は晴れ。この日は遅くなり、遅い昼餉（ランチ）を神田で食べることにした。神田と云えば立ち食い蕎麦処で、あたしが云ったところでも「かめや」と「梅や」があるが、その気になればこんなものじゃないのだ。

あたしは色々と考えてみた（本当はたいして考えていないのだが）。結局いつも見るだけになっていた「吉そば神田店」に行くことにした。中央線を降りて神田駅を出れば直ぐそばにある蕎麦屋である。

食券を買ってカウンターに出す。あたしは「特製肉つけ麺」を頼んでみた。本当の立ち喰いであるこの店で、直ぐに出てきたその「つけ麺」は、つけ汁が真っ黒である。

その黒々としたつけ汁を見て、なんとなく家に帰ってきたな、と思えた。あたしのミームが喜んでいるのだ、「蕎麦の汁の色は真っ黒じゃなきゃダメダメ」ミームである。

暖かいつけ汁には牛肉が入っているような気がした。しかし立ち喰いで牛肉は無いか、と改めて肉を見る。何だかわからないその肉（結局牛肉だと結論）に蕎麦をつけけて手繰ってみる。

成る程な、と思うが（はっきり云って）うまくない。この蕎麦なにか物足りないのだ。蕎麦の汁の色はいいし、汁の味も塩辛くてよい。それじゃなにが足りないのか、と考えるまでもなく蕎麦が口に合わないのだ。と結論。んー、とあたしは肩を落として帰路についたのだ。

吉そば神田店
東京都千代田区内神田3丁目13-10