湯上り娘湯上り娘

花火の晩

午前4時50分起床。浅草はくもり。順延された隅田川花火大会の晩だっだ。あたしは例によって、時差で僅かに遅れる爆発音を楽しみながら、エアコンの効いた部屋でビールを呑み、テレビで花火を見ていた。一昨年と昨年は外に出よう、と云う気にはなったのだが、今年は部屋にこもっていた。

テレビで目と鼻の先で行われている花火大会を見るのはありなのか。

あたしゃ、しらない

花火大会になると必ず思い出す曲がある。その歌は「隣町もゆれる花火の晩~」から始まる『恋の一時間前は孤独の千年』(松任谷由美:作)だ。これを初めて聞いたのは1984年だから、今から34年前、歌い手は「麗美/REIMY」だった。年に一度必ず鼻歌のレパートリーになる。

と同様に「湯あがり娘」が届いていた。送り主は「うどん星人二合さん」。今年も夏の香りをありがとう。

この「湯上り娘」がくると、普段の夏はやっとこれから最盛期かと感じる(今年はちょっと違うな)。「湯揚り娘」とは新潟産の枝豆で、この枝豆を茹でる香りがなんとも好きなのだ。狭い部屋一面に広がる枝豆の香り。これが全ての始まりである。後はもうただひたすらに食べるのである。

おいしい茹で方

  1. 枝豆は洗わずにボウルに入れて塩をふり、よくもんで15分から30分ほどおいてなじませる。
  2. 塩を洗い流す
  3. 沸騰したたっぷりのお湯(枝豆250gに対して、お湯1リットルと塩大さじ1)に枝豆を入れ、ふたをしないで強火で茹でる。
  4. 茹で時間は5分が目安。少し固めがちょうどよい。
  5. ざるに上げて水気を切り、冷ましながら、まだ温かいうちに塩を振って混ぜる。団扇で扇いだり、冷房に風を当てて急速に冷ますと色よく仕上がる(水で冷やしてはいけない)。

湯上り娘