(図:『日経サイエンス2006年7月号』:p28)
ひねりを孕んだキアスム的な実行には二つある。それは”組みひも”の組み合わせと同じ数なのだが、それは円環ではなく、メビウスの帯のトポロジーを持つため、それぞれの結果は異なる――つまり負のフィードバックではなく正のフィードバックとなる――。
キアスム的展開は、正のフィードバックに向かう。この二つの実行は、「工作の時間」においてはメビウスの帯を「三分の一で切る」と「二分の一で切る」で表現される。
つまり、この二つの切断は、キアスム交叉図式における実行(つまりは判断)のことである。