酉の市の熊手売り午前7時10分起床。浅草は雨まじりのくもり。11月16日桃知商店勉強会+お酉様(酉の市)ツアーの、酉の市の模様をタブロってみた。

鷲神社は、言わずもがなのアジールの空間である。

この市に店を開く熊手を売る店は、資本の原理に縛られることはない。

あるときは贈与であり、あるときは純粋贈与であり、あるときは交換でもあるというような、高次元の強度を持った公界をつくりだしている。


その空間を彷徨うわたしたちに、 売り手はまるで神様の代理人のように、声をかけ、そして贈与の契約を結ぼうとする。

しかしわたしたちは、それが贈与にならないことを知っている。ここで支払われる対価は、ただの蕩尽――つまり純粋贈与でしかない。